フリーランスのリードエンジニアになると収入を大幅にアップできる可能性があるなど、様々な魅力がある。
しかし会社員のときとの働き方の違いを理解しておかなければ、後悔につながってしまうかもしれない。フリーランスになる前に、会社員とフリーランスそれぞれの働き方の違いを理解しておくべきだ。

特に大きな違いの一つが収入の安定だ。会社員は仕事量に関係なく原則企業との契約で決められた額の給料を毎月受け取ることができる。一方フリーランスは仕事量がそのまま収入に反映されるのが特徴だ。
会社員として働いていれば仕事の少ない所謂閑散期でも安定して収入が確保できる。その反面、残業や休日出勤の手当てが支給されなければどんなに忙しくても収入が増えないのがデメリットだ。
フリーランスは頑張りがそのまま収入に繋がるのでスキルと契約交渉の腕次第で年収1000万円を稼ぐこともできる。しかし、思うように仕事を確保できなければ普通に生活をすることすら難しくなるケースも珍しくない。

社会保障の充実も違いの一つだ。企業に勤めている会社員は労災を始めとした様々な保障を受けることができる。
フリーランスは法律上、労災保険の適用外となるので病気や怪我で仕事ができなくなった時に貯金を切り崩しながら生活をしなくてはいけない。
一定の年齢に達した時に国から支給される年金にも差が出る。会社員が加入する厚生年金に比べてフリーランスの国民年金は支給額は少なめだ。これは月々の積み立て金の違いが主な理由で、生涯フリーランスとして働いていくのであれば老後に備えて年金とは別に貯金が必要となる。